マル激第327回尾辻 かな子氏2自分の所属する世間
の続き
ただ、これだけのことをやるには相当強固な基盤が
必要だ。政治的にも経済的にも。
正直、私は今回は尾辻氏は落選しても良いと思っている。
衆議院小選挙区で当選するだけの地力をつけて、
「いざとなったら当や所属する集団に反旗を翻せる」という
覚悟がもてる状態・体制を作らないといけないと思う。
ビデオニュースと同じかもしれない。
と良いながら、実は現段階ではしがらみが少ないので
これからの方向付けと言う意味では大きいと思う。
どういうことかというと、法学でも理工系の学問でも入門や
基礎を勉強する段階が一番重要だというのは一致した見解
であるから。あ、わかりにくいですね・・。
ビデオニュースを例にとって説明します。
私は結構製作者にとって耳が痛いというか厄介なことを
結構述べてきたと思います
マル激 第307回(2007年02月16日) 西部邁流、保守主義のすすめ
や
ビデオニュースがオーバーチュアを提訴
の記事でも結構述べてきました。
郵政民営化反対の荒井議員の回から述べていたのだけども
この議論に反対し、
郵政民営化よりも非正規雇用の議論をを優先すべきだと
唱え続けてきたのです。
そして、ビデオニュースも少しずつ見方を多様にして下さった
のだと思います。
ここで、ポイントなのは、
もしも私が非正規雇用の議論をすべきだと述べたとき、
ビデオニュースの視聴者数が数百万人いたら
私の意見は無視されただろうということです
少なくとも即反応はして下さらなかったでしょう。
ビデオニュースの視聴者数は少ないですが、
知的な能力が高い人は多い。ですから、
「確かに郵政民営化よりも、もっと困っている人がいる」
と同意してくださる方がかなりいらっしゃったのです。
数百万人の視聴者数なら「もう動員しているから
構わないだろう」となってそのまま進んでいったでしょう。
そして、バックラッシュ。
失敗の経験も重ねられず、左右に一気にふれてしまい
結果として、マイノリティにとって非常に危険な結果に
なるでしょう。
何か魔法のような方法で一気にどーっと行っても
しょうがないと思います。もう日本は、マスコミの制度一つ
とっても数十年は遅れていますので、ここで数年早くしても
あんまり変わらないと思いますので焦りを抑えて
頑張ってください。
ビデオニュースも同じだと思います。
今は基礎作りの時期だと思うなら、無理にジャーナリズム活動
をやらなくても良いと思いますよん。