恐らく、videonewsの中の人が私の記事
マル激第293回その7=ジャーナリスト育成と政治改革その3(学校教育編)
の内容を読んで頂いた結果
マル激トーク・オン・ディマンド 第305回(2007年02月02日)
地域の「ハブ」としての公立校再生プランとはゲスト:藤原和博氏(東京都杉並区立和田中学校長)
の番組を組んで下さったのかもしれない。勘違いかもしれないですが。
本来ならば、すぐその番組を見るべきと思うが、時間が無い。
そして、videonewsの番組は、放送開始した日から時間が経てばたつほど
アクセス数が減少する。
死刑議論に賛成反対を行う前に国民が法律家のある種(嘘)を見抜く
為に知らなければいけないことがある。アクセス数があるうちにこの点に触れたい。
☆刑法豆知識☆
この番組では恐らく触れないでしょうが、専門家が国民に対して訴えかける際に
昔はこのような議論があった。
「刑罰は、応報・復讐で行っては駄目だ。現代社会では、もうやらないように
予防教育の為に刑罰を行うのだ。現代社会で応報感情・復讐感情で
刑罰を行うのはナンセンス。」
一部のブログでは今もこういう議論はある。
刑罰は、応報刑か目的刑(教育刑)のどちらにすべきか?
という議論である。人権派の法律家は、目的刑(教育刑)を主張し、
警察や検察側の人間は応報刑を主張しているように見える。
これは、実を言うとどちらの側の人間も応報・目的の両方が必要だと
考えているのだ。どういうことかと言うと、例えばかっぱらいで半年牢屋に
入った人間がいるとする。応報刑だと盗みに応じて期間が決まる。
目的刑の側の考えでは、「いや、そいつは半年では改心しないから20年
は入れないと駄目」とまでいえるのだ。施設に一生閉じ込めるという理論にも
繋がる。
だから、死刑反対の弁護士は、死刑になりそうな被告を守る際には
「応報はナンセンスだ。死刑なんかやっても被害は減らない」と言う一方で
殺人以外の犯罪者を弁護する際には「応報の範囲内でやってくれ。
100万円奪っただけなんだから、常習者で直りようがない人間でも
すぐ出してくれ。施設へも入れないでくれ。目的刑反対だ」という理論なのだ。
検察側も同じで死刑の場合は、
「被害者の処罰感情(応報)重視だ。」
戦前のそれ以外の場合は、「1年閉じ込めても直らない。10年は閉じ込めないと
駄目だ」という理論で多くの人間を長期間・半永久的に閉じ込めたのだ。
つまり、その場その場で法律家は、語弊があるが嘘をつく。
最近はネットなどで追及されるようになって少しは気をつけるようにはなったが。
国民は騙されないように気をつけなきゃいけない。
だから、ここも国民は追及して、デタラメをやられないように注意する必要がある。
政策討論クロストーク 新番組・第1回(2007年01月31日)
存続か廃止か 死刑制度の是非を問う
※初心者の方へ
板倉先生の話は眠くなるでしょうが、
結構基本的な通説で、それに相対する形で他の考え方があると
捕らえてください。板倉先生の話が核だとまずは考えてください。
次回は、
刑法議論の前の予備知識2
で私なりの考え方ですので、できたらどうぞです。