第329回こんな参院ならいらない 村上 正邦氏(元参議院議員)1半数改選制度
の続き
今回の番組で一番問題だと意識したことは
実業と虚業ということです。
村上氏も触れられたし、我々も知っているように
例えば自民党が有名な政治評論家やジャーナリストを
政界に誘っても中々来ないということが
日本の矛盾を表していると思いました。
大手マスコミに出ていた方が、収入も良いし
世論に影響も与えられるということのようだ。
明らかにおかしい
これが結局日本の建設的な政策を議論しようとしたり
改革を行おうという芽を摘んでいる気がする。
更に言えば、何か真面目にやろうとする人間よりも
茶化したり評論したり茶々を入れる人間の方が
多くの国民に受けてしまう構造を作っていると思った。
だっておかしいだろ。必死に1日10時間イメージトレーニングなどを
入れたら18時間近く、必死に野球やサッカーのトレーニングをし
トレーニング以外に野球なら野球のことを考え続けた人間、
イチローや松井や松坂や中田英寿よりも
解説者やスポーツ記者の方が収入や社会的地位が良かったら
誰もやる気にならんだろ。そりゃ、ネットで祭りを起こす人間も
一杯出るよな。ふざけんなよという話だ。
真面目に考えた者がバカをみるという話だ。
日本の文科系が延びないわけだな。
真面目にモノを考えたり作ったりするよりもそれを
そのまま持ってきててきとうに評論している人間が
儲かる体制では、うまく行くと考える方がおかしい。
そういえば、東大法学部卒でもコンサル志望者が増えているのは
そういうこともあるかもしれないな。
このままだと日本が沈没すると確信した。
民主党が参院選マニフェストを発表(2007年07月09日)の記事
でもついついマスコミ関係者に対して理不尽さを感じていたが、
その原因が今回の番組を観て分かった気がする。
とこのままぶちまけてもしょうがないので解決の方向性を
検討してみることにする。
二つあると思う。
一つはマスコミの特権制度をなんとかする。そうすれば
以前ほど無茶苦茶な収入は無くなるはずだ。
二つ目は、そういうモノを考えて構築する人間に適切な報酬を
支払うことだ。コロコロ意見を変えたりもってきただけの
評論家に払う金があるならば。
次回は
第329回 村上 正邦氏(元参議院議員)3独立した組織