直接的には、
その3の記事
や
マル激第312回日本が「子供を作りたくない国」であるこれだけの理由その1
の続き
形式的には、
第313回2007年03月30日「5金」3番外編ipodマックとカーリング
の続き
(TBはわざわざ1回毎に行いません。同じ記事へは2~3回までに
しますので飛び飛びにしますのでご注意を。)
5金では長くは触れられなかったけれども、
人口問題といわれる問題について言いたい。
私は個々の人間が出産したり育てたり育ったりする
ことを支援する政策は必要だと思う。
この関連で都市部に人口が集中するのは
良くないという意見を他の方のブログで見た。
いつも思うが、逆だと思う。
逆と言うのは、人々が安心して暮らせる多様性の中で
なんとか共存してやっていける状況に変えていく、
地方をその方向に変革しようという流れで考えないと駄目
だということです。
先のブログの方と同じ意見だと思われるかもしれない。
だが、違うと思う。
極端な例だけれども
棒に怒る日本人2007/03/22
↑の記事のような地方でニコニコ住むことが社会科学的に
良いのかどうかと言う問題だと思う。あるいは、非正規雇用の問題も
ある。
順序が逆なのです。「おぉ、住み良いなぁ。」「きちんと働いて
人間らしい暮らしが出きるなぁ」
ということのものの一つに人口の議論あるべきだと思うのです。
形だけ人数を整える方向はおかしいと思う。
人口が減って、「この減りようは社会に問題があるのじゃないか。」
という警告の意味で捉えたいのです。
例えで言うと、生理不順の母親に「じゃあ、整理を促進させる薬を
飲めば良い」というのと「あ、体調悪くない?何か別の病気かもしれないね。
熱は?出産云々は別にしてちょっと不安だね。」
という意味の違いなのです。
人々が住み難い社会や、子供を大事だと思わない社会がおかしいのでは
ないかという方向性で考えていけば・・・と思うのです。
柳沢大臣の発言への国民の反応は社会科学者よりも
遥かにまっとうな気もします。
1万歩譲って、行政官(財務省や厚生労働省ですかね)や一部の政治家が
「人口問題は困る。」「税収が減る」「年金が・・」と言ったとしても
国民を代表するマスコミや社会科学者の側は
「確かに人口論は重要だ」と言いながらも「そもそも人口が減る云々
よりも国民が住みよい多様な人間が共存できる国を作ろうと
しなければ・・!」という発想も必要だと思います。
宮台先生も奥さんに私がこの記事で使った例えで聞いてみれば
「全くそうよ」と突っ込んでくださるのではなかろうか。
聞くのはタブーなのだろうか・・・?これは冗談でもありますが、
新聞紙などの環境活動に関して宮台先生が触れた回に関して
私が述べたこと(
マル激第301回新年映画特集と296回服役囚の4分の1が
知的障害者その2の記事の2.蛇足)
と同様、そのような視点が増えれば、社会科学者としても
ビデオニュースの視聴者、特に主婦層を増やすという意味でも
有益だと思う。
マスコミが収入源のようだから、先輩の評論家の悪口は言い難いから
きついのはわかってはいることだけど。(だから、私は学者やマスコミは
余り好きではないのです)
次回は、
第313回2007年03月30日「5金」その7少子化とメディア問題