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長渕剛を愛する司法試験受験生yuukinohanaのブログWセミナー基礎講座新保義隆先生→ロースクール進学予定(画像は、滅多に見られない、かくれんぼ中の刑事訴訟法教科書を至近距離で撮影した貴重なものである)
by chikkenndo
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マル激第293回その6生放送総集編と比較して
 その5
 ビデオニュースがオーバーチュアを提訴の記事の続き
 総集編の回とも絡む内容ですので
両方TBさせて頂くかもしれません・・。

 ニュース記事をごらん頂きたい。

 中学生自殺に思う=大場弘行(大阪社会部)

---概要↓(コピペ改変あり)---
◇自覚ない、いじめの悲劇--心の痛み、想像したい

 「娘は、あんな高いところから飛び降りたんです。どんだけ思い詰めてたんやろか……」。先月、団地の8階から飛び降りて亡くなった
(略)
父の嘆きが今も耳から離れない。自殺の要因は、生まれつき病気で身長が低いことを周囲から「チビ」と言われていたことで傷ついたためとみられる。だが、取材で感じたのは、周囲の生徒にいじめているという自覚がほとんどなかったのではないかということだった。

 私に彼らを責めることはできない。中学生のころの私もその場にいたら加わったかもしれないからだ。今、社会全体が、いじめ被害者の心の痛みに鈍感すぎたのではないかと感じている。

(中略)

 「チビ」と言われていたのを、1年の約4割に当たる65人が知っており、何人かの生徒が通せんぼなどの行為を認めた。亡くなる約1カ月前のバレーボールの練習中、女子生徒からわざとボールを当てられそうになったほか、約1週間前にも、男子生徒の集団から「元気がないから笑わせて励ます」と大声でからかわれそうになっていた。

 (中略)
しかし、(略)本人の受け止め方は違った。遺族によると、たびたび「チビ」と言われ、怒って帰宅して悩んでいることを家族に打ち明けていた。

 (略)、暴力や金品を奪うなどの行為はなかった。被害が明らかないじめに目が行きがちだが、実際の学校現場では、受けたような「からかい」や「おちょくり」などが圧倒的に多いのだろうと、容易に想像が出来た。

 投書を寄せてくれたいじめ体験者に直接会って話を聞くと、多くが何らかの後遺症を抱えていた。いじめによって人間不信に陥り、社会に出てもうまく友人を作ることができない。仕事も人間関係のもつれから辞めたり、退職させられた人もいた。多感な10代の一時期に周囲から人間関係作りを拒否されたことに対するトラウマは簡単に消えるものではない。

 にもかかわらず、これまで国、教育委員会、学校が、いじめの被害を深刻に受け止めてきたようには思えない。相次ぐいじめ自殺を受けて複数の教委が「被害者の視点」で調査し直した結果、いじめの認知件数が急増している。

 いじめた側に厳しい処分を科す議論もあるが、人の痛みが分からない子どもばかりではない。葬儀に参列した生徒のうち10人近くが、焼香が始まると、うずくまったり、肩を震わせ、教師らに抱きかかえられた。学校は今、そうした子どもたちのケアに懸命だが、苦しみや死の重さを実感しているからだと思う。

----終了↑

 う~ん、やっぱり日本社会の劣化が現れている感がどうしてもある。
そして、やはりこの記者の言も大マスコミという気もしないでもない。

 第一に感じたのは次の通り。
 「おちょくり」つったって、何度も言われて自殺や鬱病になる人間は
50人いたら1~3人はいるのが普通の感覚じゃないのかなぁというのが
一番の感想でした。

 こう言うとマニュアル的に「友達同士で軽口も叩けないのか」と言う
人も出てくると思うので丁寧に書かなければいかんのだろうね。
ニュアンスが通じないと思うので。

 ニュアンスが通じない・もしくは共通の考え方として根付いていないのは
家族構成や暮らしのあり方の変化が大きな要因だと思います。
森毅さんと言う作家がいる。元京大教授の数学者なのですが、彼は
戦中か戦前生まれだ。で、著書でこう書いているのを10年位前に
読んだ。「大家族の時代で貧しくて、姉は結核で伏せがちだった。
けれどこういう環境で育った方が『好ましく』思えた」
良い悪いは言わない、あくまで「好ましく」という言い方を何度も使っていたのを
思い出す。

 じいさんばあさん病人と一緒に暮らせて、自然と自分と違う体力
感覚感性を持つ人間と共存する力がついたという話だと俺は考える。
例えば、どこかへ遊びに行こう(遊園地でもいいが)という話になった時
「ばあさんが急に体調を崩したから」となれば早く切り上げたり
無しにすることは当たり前に出来た。一緒に散歩するときも同様。
「じいさんの肢が悪いから遅くしよう」と自然と出来た。
当然言葉の使い方・感性も異なっているから自然と学べたのではないか。

 この記者の人は多分善人な方だと思う。でも、そういう人間としての
基本的なところを学ばなかった(学べなかった)、あるいは忘れて
しまったのではないのだろうか。

 なんというか、画一的な処理をしさえすればいいという気が
この記者の元々の意思や考え方としてあったのかなという
印象を受ける。

 背景も文脈も人間の構図も何も抜かして。

 他人への悪口と言う意味で、差別用語の言葉狩りの議論が少し前に
あった。士農工商の下の被差別集団や人種差別性差別色々あるが、
宮台先生のライバルである小林よしのりさんが部落差別への大批判を
やって、その漫画の中で差別用語を使った。本当は小林さん本人も
びびっていた。差別用語(もちろん、差別に反対する文脈の中で)
を使ったことを批判されるのではないかと。だが、結局、それは無かった。

 考えてみれば当たり前のことだが、状況的にびびったわけ。

 法学部の方なら判断がついたかもしれない。
刑法で習う恐喝や脅迫でも、暗がりで150cmの女性に200cm100kg
を超える空手二段の男が、「腹減ったなぁ。かねないなぁ。誰かかして
くれなかなぁ」と言うのと、同じ体格で立場も対等の男が真昼間に
「あぁ、金貸してくれねぇかな」というのでは、判断方法を変える必要があるくらい
おわかりだろう。

 これは他の回でも書いたので繰り返しになるけど。

--参考2ちゃんねるの書き込み↓---
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/male/1162909968/
360 :Mr.名無しさん :2006/12/03(日) 04:20:43
しかし今の50代って何であんな、口に書き込むようにして急いでメシ食うんだ?
戦後の貧困経験世代の防衛本能なのか?会社の奴等と一緒に昼食行くと、あのペースに合わせにゃ
ならんから嫌だな。メシを食うのが、遅い派(時間がかかる派)の俺は一人飯が一番!

361 :Mr.名無しさん :2006/12/03(日) 04:35:44
>>360
お前一人っ子か?
現代っ子でも兄弟がいるとおかずの取り合い・・・は今さら無いにしても
お菓子の取り合いとか
「急いで飯食い終わってTVリモコン争奪」とかで
必然的に食べるスピードは速くなる。

昔友人数人と飯を食ったとき、あるタイミングで「3人完食、3人まだ食べてる途中」という状態になった。
前者は全員兄弟持ちで後者は一人っ子だった。

俺も兄貴持ちだったから、未だに一人メシでも速攻で食い終わるなあ

376 :Mr.名無しさん :2006/12/05(火) 06:56:45
>>360-361
俺のところは正反対だな・・。
俺の兄弟だと年下の方が飯食うのが異様に遅い。
年の差は一つずつ。

でも、幼稚園とか行き出して回りを見るようになると、
お菓子配ったりするとき年も体格も性格も色んな奴が混ざって
いるのに早いもの順でやっているのを当たり前にしている
バカ教師がいたな。親が山間に来てて俺の親が注意して
辞めさせてたのを思い出す。

 そんな連中が多いから殺伐とした世の中になるのかと
ふと思った。
----↑---

 そして、生活の多様化が進んでいるのにヲタク化が進み始めている。
恋愛ブームもその一つだと思われる。他人とコミュニケーションが
取り難くなるから決められた範囲のものだけカバーして他は
全て排除する論理である。この結果、自分に都合がよければ
死んだ臓器は単なるものだということにしてしまう・できてしまう。

 ヲタクブームが一般にポピュラーなものとして受けいられたのは
電車男あたりだと思う。電車男と言うのはもてないオタクが2ちゃんねる
という掲示板で匿名の人間相手に、恋愛相談・実況をしながら
彼女をゲットするという話である。そしてその話を電車男が小説として
出版する。

 スレッドも大量に立てられた。5000以上の書き込みがついた。
電車男が書いたものは半分程度以下だろう。となると、たいはんを書いた
人間の著作権を無視して・意向を無視して出版したということになる。
あるいは、全くのネタ(フィクション)を掲示板に展開したことになる。

 このような危険性はあるスレッドのストップという記事でもお伝えしたので
略す。問題は、こういう著作権無視や架空の話ではないかと言う掲示板
で応答した人間の抗議のブログなどにこういう反応があったことだ。
「私は彼氏とこの話を読んで感動して楽しかった。この感動をぶち壊す
抗議者は許さない」と抗議者に怒りをぶちまけているのだ。自分達が
この話で気持ち良い思いをした。で、著作権無視・あるいは一言も無しで
勝手に出版したという話が本当だとしても、その気分を壊す人間は許さない
という、自分達だけ気持ちよけりゃ良いという言い分だ。

 無茶苦茶である。だが、臓器移植を初めとする論理と酷似している。
私と私の家族がよければそれでいい。と。しかも、それを取材・評論する側も
同調してしまう。本来、例えば、神保さんが事故で脳死状態になって
臓器を提供する立場になったら、神保さん自身の権利の問題は当然あるし
神保さんの嫁さん子供家族や親友の宮台先生だって嫌だろうという
そういう考えを全く排除している訳だ。一刀両断的に「はい、こっちが可愛そうだから
臓器はこの瞬間からものです」という論理である。

 臓器移植の法案があっさり通ったのもこうした自分の都合の良い関係の中での
論理慣習のみでやって、他者を排除してしまうという日本の社会の変質が
影響しているのではないか。この背の小さいことへの蔑称も全く同じだ。
「いや、この位はいいあってもふざけの一種」それはその通りだが、人によっても
状況によっても全然違う筈だ。ところがそういうことはおかまいなく「いや、俺達は
これはオーケーだから他の人間もおなじだ。」となってしまう。

 この臓器移植の話は先ほどの言葉狩りの話と共通してはいないか?
背景に核家族化や2ちゃんねるの書き込みに見られるように「相手を出し抜かせる」
あるいは、強者によるルール無き統治を社会が黙認・促進しているように見える。

 と、ここまでは宮台先生の言い分とかなり似通っているが、敢えて違う見方を
提示してみたい。宮台先生や森達也さんが指摘することは恐らく不可能な
考え方ですので。

 



宮台先生の言い分・あるいは私のこの記事での書き込みの内容だと
現代社会の人間は他者との折衝やコミュニケーション能力が低下している。
異質な他者への配慮・思いやりが無くなっている・弱者・少数者の切り捨て
である。

 全く違う見方もすべきだと私は考える。希望の光が私には見えている。
いじめ問題に対する国民の教育機関・新潮社への抗議である。
これは凄かった。やはりいじめ騒動はマスコミがしかけたという
面とは別に、現在の親の人権意識の向上が もたらしたということが
言えるのではないだろうか。この背景には少子化・核家族化があるのは
想像がつくだろうが、もっと重要なのは人権意識の向上だと私は
考える。

 以前、社会保障についていくつかのルポルタージュや評論や
教養書を読んだことがある。「現代の政治は老人介護
などにみられるように弱者切捨てだ」あるいは、「税金や公金でカバーすべき
部分は行うべきだ」もっと最近になると「小泉改革を支持した若者は強者中心
の政治を望んでいる」・・・とまぁこんな感じなのだ。で、「昔は老人を敬って
いた。」というのも当然出ている。

 しかし、同じ著者や隣接する著作を読むと、まず「介護疲れで自殺」という
問題が出てくる。中年の男性とその妻が親の介護と仕事の両方で疲れて
倒れてしまうという問題だ。そして、昔(といっても戦中~戦後まもなく)は
こういうものがあったそうだ
「姥捨て山」・・・。

 最近の社会の人間の方が人権意識や弱者を助けようとしているのでは
無いのかという疑問が浮かんだのだ。となると、宮台先生の言い分は少し
変わった結果を生むことになる。

 更に疑問なのは、森達也さんが「統計的にいじめは少なくなっているのに
騒ぎすぎだ」という理屈を出した点だ。そりゃそうだ。だが、そういう言い分は
体制側が言うなら筋が通る。人権擁護側や反体制側の本来の役割は
少数者を保護するためにある。だから100人中いじめの被害を受けるのは1人
だから放っておきましょうというのは人権意識の放棄に等しいと俺は思う。

 エイズはどうせ少数だから放っておこう。ツバルもどうせ島国だから
しったこっちゃない。沈めばそういう被害に合う人数も減る・マスコミは騒ぐな
冤罪だって逮捕される人は少数だから放っておこう・冤罪が明らかに
なるのは少ないしという理論に繋がる。
もっと言えば、「videonews.comなんか視聴者は5000人に過ぎない。
そんなところの広告を出すかどうかなんて自由だ。司法は口を出すべきではない。
videonews側の言い分なんか法廷で取り上げることは無い。
そんな争いなんか極少数なんだから。私人間の問題解決能力に
任せるべきだ」という話と同じだ。

 宮台・森両氏が言っていることは、反体制・少数者の擁護・弱者の擁護と
いうスタンスに近いと思うが、筋が通っていない。なぜ通っていないか、
なぜ聡明であるはずの両氏がこうなってしまうか。

 これも常々言っていたが、やはり、演繹的な発想になってしまうということに
尽きると思う。団塊の世代でも技能者の話でも警察官の話でも言ってきたが、
「俺らは弱者・少数者の言い分を主張している」と勘違いしているが、
実際にはなってない、「お前の発想は多数者の言い分じゃないか」と
突っ込みを入れたくなるのだ。

 簡単に言うと、地を踏みしめていない。
国家権力vs左翼という構図ではどうしょうもなくなったという内藤先生の
指摘が再び頭をよぎるのである(この件に関しては
ビデオニュースがオーバーチュアを提訴の記事でも書いた)

 なんかこうおかしいんですよね。
談合癒着状態の大手マスコミがそのまんま東に談合発言を追及する
のと同じように、カルテル集団の研究者が「いじめを取り上げるのは国家権力
の力を増徴させるだけでよくない」と言ったり、そういうのに・・。なんかこう弱者
をネタにいじくっているっていう印象が拭えないんですよね。

 本来は被害者がいるかどうかを丁寧に調査して救済を行う。
それが完全に終わった後で、加害者のケアを考える。という順番というか
本筋をしばしば忘れがちな気がしますね。

 なんか団塊前後までの学歴とってピューっと出世してしまって
本来はそうやってうまくやっていった背景には、現場の技能者の
活躍や警察官の質やそういった様々なものがカバーしてくれた
からこそ今の自分達の繁栄が有るということを忘れてしまった世代と
同質なものを感じますね。

 「法で処理するのはやめろ。なんでも市民間の話し合いが一番だ」と
金科玉条の如くのたまうアホな研究者と同質の気がします。生きていくのに
建築基準法が無かったら家を買うとき、今以上に欠陥住宅が出るでしょう。
御飯を外で食うことも難しいでしょう。食品衛生法も保健所も無いですから。
ものを買うときも製造物責任法も何も無いからリコールもできない
という、人々が生きていく上で極々基本的なことを忘れてしまった
ということに問題の本質があると思います。統制しまくれ・愛国心を持てとか
言う話とは明らかに別物ですよね。市民同士の契約一本で生活も面白いですが。

 そういう基本を押さえた上で「推定無罪だ」あるいは「この場合は国家は
介入すべきじゃない」ということを言うならまた違った印象を与えるのだけど。
根っこがないんすよ。だから、いつまで経っても国民の大多数はソッポを
むいちゃう。

 ところが、そういう根っこをもっている人間は今の文科系の大学院には
来ない。就職しちゃう・社会に出ちゃう。根が無い、ファンタジーの
世界で生きていたい人間が一定数集まっちゃう印象がどうしても
僕には拭えない。社会科学系では経済が特にそう。
法科大学院もそういう面が無いわけではない。
だが、法科大学院の良い所(良いというわけではない・当たり前のこと)
は、とりあえず色んな人間がくるところで、10年間引きこもって司法浪人
やってた人もいれば機能までサラリーマンやってた人もいるし、定年退職
間際の人もいる、。必然的にアホなファンタジーの世界をみなさんが
もってたとしても同じ絵は決して頭に描いていない。少なくとも他の
専門よりはマシでしょう。

 森さんの経歴はやはり大卒でしたね。都内坊ちゃん大学の。
庶民の本当の視線に立てない立ちきれないんじゃないかなぁと思っちゃいました。
by chikkenndo | 2006-12-25 20:28 | video.news.com | Comments(0)
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