いつも感じるのだが、文科系の研究者・研究者志望層の意識の
程度について少しおかしさをもつのでちょっと述べる。
第293回マル激 いじめに対する警察の介入は必ずしも望ましい処方箋ではないような気がする件
を通して考えてみる。このリンク先の内容は
マル激トーク・オン・ディマンド 第293回(2006年11月10日) いじめを無くすためにまず私たちがすべきことゲスト:内藤朝雄氏(社会学者・明治大学助教授)
に関してであるが、それなしでも一般論に関してなので読めます。
この元院生さんは、
>いじめに対して、警察や司法を介入させよという処方箋。
>内藤氏も宮台氏も、安直にこれでいじめは解決するとは
>主張していませんが、実際問題として、「いじめは許さない」
>というスタンスを社会的に明確に示すという以外に、
>あまり効果がないと思われます
とのべ
>公権力に頼らなくとも、学校の組織づくりいかんで
>市民社会のルールを貫徹させることは可能ではないでしょうか。
>そしてなにより、生徒や教師の自己問題解決能力の回復
>を放棄したまま、直接に公権力に頼ることは、自治の原則という
>点から見ても、市民社会の醸成には必ずしも望ましくないと
>思われますが、どうなのでしょうか。
と疑問を提起しています。なるほど、こういう意見もありえますよね。
いきなり警察だなんだのは本人にとっても環境にとっても
良くない。自分自身で解決するのが自治から言って望ましい
・・・という書き方がなんとなく心地いいですよね。
実は彼の記事を読んだ瞬間、「これは偽者だ」と確信しました。
じっくりそのことを書いていきたい。
続きは
ここです。